※この動画は、朝ドラ『あんぱん』第62話のネタバレを含みます。
次郎の初七日が静かに過ぎた朝田家。
のぶは教師としての道を閉ざしながらも、再び歩き出そうとしています。
そんな中、家族たちが静かに寄り添い、蘭子の言葉がのぶの心をほどいていきます。
一方で、戦地から帰還したたかしは、柳井家の門を再びくぐり、千代子から千尋の死を知らされます。
帰らぬ弟の面影と向き合いながら、亡き父の形見に触れるたかしの心の揺れ。
縁側で語られる“かつての時間”に、深い余韻が残ります。
そして終盤。
のぶが現像した一枚の写真には、笑う次郎の姿と、ピントの合わない面影。
愛する人の記憶が現像液の中に浮かび上がる中で、のぶは言葉にならない問いを写真に投げかけます。
失ったものの大きさと、それでもなお生きていこうとする人々の姿が胸を打つ一篇。
心に残る名台詞とともに、のぶ・たかし・蘭子たちの織りなす繊細な心の描写を、ぜひご覧ください。