※この動画は、NHK連続テレビ小説『あんぱん』第87話のネタバレを含みます。
登美子が突然、のぶと嵩の前に現れました――。
戦地から帰還した息子を祝いに来たという登美子は、祝福の言葉と共に一本の酒を差し出します。ところが、話題が嵩の「漫画家になる夢」に及ぶと、空気は一変。登美子は激しく反対し、のぶに対しても「どうして許すの」と怒りをあらわにします。
それでものぶは一歩も引きませんでした。
「甘やかしじゃありません。信じるって、そういうことですき」
嵩の才能と覚悟を信じ抜く――その真っ直ぐな言葉が、静かに部屋の空気を変えていきます。
一方、のぶは翌日、鉄子の執務室を訪ねます。
ガード下で困窮する人々の声を届けようと必死に訴えるのぶ。しかし、忙しい鉄子や側近の世良は簡単には動けません。
「いつかじゃなくて、“今”動かなきゃ、間に合わない人もいるんです」
その言葉に、鉄子の表情が変わり――のぶの想いが、少しずつ届いていく手応えが描かれます。