※この動画はNHK連続テレビ小説『ばけばけ』第12話のネタバレを含みます。
雨清水家の工場に、突如として訪れた深刻な危機。
長男・氏松の失踪により、家業を守るべく傳が奔走する中、彼は思いがけず三男・三之丞に工場の指揮を託します。
父からの初めての信頼に、三之丞は涙を浮かべながら決意します――
「私の名前、覚えていていただけたんですね…」
しかし、経営経験のない三之丞に待ち受けていたのは、容赦のない現実。
工場の帳簿を睨みながら無力感に苛まれ、やがて現場係・平井の強硬な提案をそのまま受け入れてしまいます。
そんな中、資金繰りに失敗した傳が冷たい雨の中で倒れ、血を吐いてしまいます。
騒然とする工場、動揺する家族。看病もままならない中、トキが深々と頭を下げて言いました。
「お願いです。私におじさまの看病をさせてください」
銀二郎は必死に止めますが、トキの想いは揺るぎません。
「お二人のために、何かせずにはおれません」
その真剣なまなざしに、松野家の家族も心を動かされます。
司之介は静かに語ります。
「傳殿には、トキの手で回復していただきたいんです」
松野家と雨清水家、二つの家の絆が試される中、トキが下した“恩返し”の決意とは――