西洋人教師・ヘブン、ついに松江中学校で初授業！
堂々と英語で語りかけるその姿に、生徒たちは驚きと期待のまなざしを向けます。
言葉は違えど心は通じる――通訳・錦織のサポートを受けながら、ヘブンは教室の空気を少しずつ変えていきます。
しかし、その日の夜。
花田旅館では女中ウメの体調を巡り、異文化の価値観がぶつかり合う出来事が。
目の不調を放っておく主人・平太に対し、ヘブンは怒りを爆発させ「ジゴク！」と一喝。
彼のまっすぐな思いは、果たして松江の人々にどう届くのか――。
一方その頃、松野家では新たな試練が。
借金取りの息子・銭太郎が現れ、生活費に手を出していきます。
厳しい現実に打ちのめされそうになる中、トキは涙をこらえて前を向く決意を固めます。
「もっと早よう起きて、広く売り歩こう」――家族の支えと共に、再び立ち上がる姿に胸が熱くなります。