『女子刑務所東三号棟』(じょしけいむしょひがしさんごうとう)は、TBS系列で不定期に放送されていた単発ドラマ。
概要
1995年から1997年までは『女囚〜塀の中の女たち』のタイトルで放送された。
主役の女性囚(主に殺人罪や傷害致死罪による)は毎回泉ピン子が務めているが、演じる役は回ごとに違っている[1]。新作は泉が主演する『渡る世間は鬼ばかり』のシリーズが放送されない時期(約1年おき)に制作された。ナレーションも泉が担当しているが、1998年の放送では岩崎ひろみ、2010年の放送では西原亜希がナレーションを担当した。
女子刑務所の講堂内で慰問コンサートを行う歌手が本人役で出演するのも、このシリーズの恒例となっている演出のひとつである[1]。ただし、2010年の放送では慰問シーンが存在しなかった。 ドラマでは主人公(泉ピン子)の他に同部屋の受刑者たちの人生模様(事件を起こして服役するまでの背景、出所後の生活)が描かれており、出所後早々にまた犯罪に手を染めてしまう者、再就職や人間関係に恵まれず、生活苦から自殺してしまう者などの悲劇や平凡ながらも堅実に人生の再出発を歩もうとする者などの描写が詳細に描かれている。
大半は主人公が釈放されて新たな一歩を踏み出すところで物語を終えるが、1998年の放送では主人公はアルコール中毒で死亡、2010年の放送については主人公が仮釈放中に刑事事件を起こしてしまい、女子刑務所のある岐阜に連行されるところで幕を閉じた。