日本ドラマネタバレ

【動画】NHK大河ドラマ「光る君へ」第31話第32話8月25日放送「最終回予測」裏あらすじ!逃げた鳥と鳥籠の謎衝撃展開!31回、32回ネタバレ解説 源氏物語、第5帖「若紫」「紫の上」と「犬君」との関係?

NHK大河ドラマ「光る君へ」第32話8月25日放送「最終回予測」裏あらすじ!逃げた鳥と鳥籠の謎衝撃展開!ネタバレ解説 源氏物語、第5帖「若紫」「紫の上」と「犬君」との関係、藤原道長、まひろの最期、吉高由里子、柄本佑

動画を御覧いただきありがとうございます。今回の動画では、大河ドラマでは語られぬ、隠された真実について謎を解く鍵となる人物と出来事をご紹介していきます。第1話で、まひろが飼っていてた鳥が、鳥籠から逃げてしまい、その鳥を追いかけて河原にたどり着いたまひろは、そこで、道長の幼少期の三郎と出会いました。そして第30話では、まひろが一人で原稿を書いているシーンにその鳥籠がアップで登場しました。すると、そのすぐ後に、道長がまひろのもとをたずね二人は再会します。

紫式部の書いた源氏物語の第5帖「若紫」でも、光源氏の妻となる「紫の上」がまだ子供の頃、「籠の中にとれえていた雀の子を、犬君(いぬき)に逃された」と訴えるシーンがあります。犬君(いぬき)とは、「紫の上」が召し使っていた女童の名前で、紫の上の遊び相手をする女の子です。そばにいた、女房は、犬君のことを「またいつもの粗相屋さんがそんなことをして、お嬢様に叱られるのですね、ほんとに困った人ですね。雀はどちらのほうへ参りましたか?だいぶ馴(な)れてきて可愛うございましたのに、外へ出ては山の鳥に見つかってどんな目に遭わされることか」というと紫の上の祖母に当たる尼君は、紫の上に「雀を籠にいれたりすることは、「罪たることぞ」といい仏様も喜ばないことだと、普段からいっていたのに」といいます。そして源氏物語には、その様子を外から主人公の光源氏が垣間見ている様子が描かれています。

ドラマでは描かれていない重要な事実をしることで、よりドラマを深く楽しむためのヒントとなりますので、今回は、この逃げた鳥と、道長まひろの関係、そして鳥籠とシーンに解説をさせていただきたいとおもいます。どうぞ最期まで、ゆっくりとご覧ください!

第1話の鳥籠から鳥が逃げてしまったシーンでは、まひろの母は、「一度飼われた鳥は、外の世界では生きられないので、最期まで守ってやらなければならない」とまひろにいいます。このセリフは源氏物語で女房が紫の上にいった「だいぶ馴(な)れてきて可愛うございましたのに、外へ出ては山の鳥に見つかってどんな目に遭わされることか」という部分によくにています。そしてその鳥を追いかけて、まひろは三郎と、出会いますが、源氏物語でも、雀が逃げたシーンで「紫の上」と光源氏が初めて出会うのです。

三郎は、まひろから逃げた鳥の話を聞くと「鳥を鳥籠で飼うのが間違いなのだ。鳥は自由に空を飛んでこそ鳥だ」といいます。まひろは、母から言われたことばを思い出して「でも、ひとたび人に飼われた鳥は外では生きられないの」というと三郎は「それでも鳥が逃げたのは、逃げたかったのだろう。諦めろ」といいます。この二人のやりとりには、今回のドラマの結末に重要な鍵をにぎるシーンだといわれています。そして前回の30話の放送で再び、鳥籠が映されたあとに、まひろの元を道長が訪れます。これは、ひょっとすると、逃げた鳥が、道長となって、まひろのもとに帰ってきたのでしょうか?そして、籠から抜け出した鳥が、今度はまひろを、「女は自由に生きられないという」見えない籠の中から外の世界へと導いていったのではなかと読み取れます。

この後、どらまでも、まひろは、長く住んできた為時の屋敷を飛び出て中宮彰子のもとに住み込みの女房として出仕して、源氏物語を書き始めていきます。出仕してまもないころのまひろは、藤原為時の娘で、為時の役職が「式部丞」(しきぶのじょう)であったことから藤式部(ふじしきぶ、または、とうしきぶ) と呼ばれていました。しかしこの、藤式部の書いた源氏物語が話題となり、登場する紫の上の「紫」がとられ、紫式部と呼ばれるようになったと言われています。

このことから、みますと、このドラマの結末も、ひょっとすると紫の上の最期と、まひろの最期、そして、今回ご紹介した、逃げた鳥籠の鳥がどうなったのか?ということが、ドラマの後半の謎を読み解く、重要なポイントになっていくのではないかとおもわれます。今回は、ドラマでは描かれなかった隠された事実について、解説させていただきましたがどらまでは、描かれない、しじつをしることで、よりドラマの世界観が広がっていきますのでまた続きを聞いて見たいという方は、ぜひチャンネル登録もよろしくおねがいします

また、皆様からの感想やご意見などもコメント欄にいただけましたら嬉しいです。
本日は最期までご視聴いただきありがとうございました。

参考資料
NHK出版「光る君へ」後編
東京ニュース通信社「光る君へ」Book2
国文学研究資料館所蔵
ウィキペディア
NHK(C)
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie
日本最大級の著作権フリーBGM・効果音
ストックサービス「Audiostock」

8月18日(日)=第31話
8月25日(日)=第32話

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コメント

    • @Pompompurin
    • 2024年 8月 18日

    紫の上が、紫式部なら、光源氏は、道長ですか?

    • @saekokoike6251
    • 2024年 8月 18日

    ははぁ〜ん、なるほどね。
     5:36〜「鳥籠から逃げた鳥が、道長という存在に変わって まひろの元に戻り〜」
     いゃ〜、これ↑ には驚きました‼️
     全く気づきませんでした❗️

    • @AI-mx2ix
    • 2024年 8月 18日

    三郎(道長)が「鳥をかうことがいけない」というセリフは尼君のことばを再現さたものだったのですね。原作を知ると、ドラマが楽しくなりました

    • @Yumezikan
    • 2024年 8月 18日

    瀬戸寂聴さんの源氏物語訳には、紫の上の子供の頃は、紫式部が、賢子をイメージして書いたのではないかと書いてありましたよ。紫式部が見聞きした体験が源氏物語となり、その源氏物語のエピソードから今回のドラマは作られているのですね。

    • @user-tb4il1qy4u
    • 2024年 8月 18日

    鳥籠の件、すごーく参考になりまた面白さが増しました🎉良く解読されているのですね👍これからも楽しみにしています😊

    • @user-qs1mk3ug9c
    • 2024年 8月 18日

    うぽつ〜(*’ω’*)確かに第1話で逃げた鳥の伏線?どうなったのか気になってた😅

    • @user-cy4qe8zr8r
    • 2024年 8月 18日

    いつも、素敵なハスキー💓な声で癒されてます。😅

    • @user-cy4qe8zr8r
    • 2024年 8月 18日

    鳥が、愛ちゃんで頼りない頼道を助けて内覧として活躍し、道長を凌ぐ存在になるのはすごいですね

    • @user-cy4qe8zr8r
    • 2024年 8月 18日

    確かに鳥籠目立つなあ

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