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【動画】NHK大河ドラマ「光る君へ」第31話8月18日放送「月の下で」裏あらすじ!直秀の正体は和泉式部の弟だった?衝撃展開!ネタバレ解説 定子の妹が一条天皇の御子を懐妊!御匣殿、源氏物語誕生秘話

NHK大河ドラマ「光る君へ」第31話8月18日放送「月の下で」裏あらすじ!直秀の正体は和泉式部の弟だった?衝撃展開!ネタバレ解説 定子の妹が一条天皇の御子を懐妊!御匣殿、源氏物語誕生秘話

動画を御覧いただきありがとうございます。今回の動画では、大河ドラマでは語られぬ、隠された真実について謎を解く鍵となる人物と出来事をご紹介していきます。中宮定子が亡くなったあと彰子懐妊まで8年もの期間がありました。その期間、一条天皇と彰子の間にどんな障壁があったのでしょうか?ドラマでは描かれていない重要な事実をしることでりドラマを深く楽しむためのヒントとなりますので、解説をさせていただきたいとおもいます
どうぞ最期まで、ゆっくりとご覧ください!

ひとつめのポイントは、源氏物語誕生のきっかけとなった中宮定子の亡きあとの、ドラマでは描かれなかった重要なシーンをご紹介させていただきます

第28話で藤原定子は、その年の暮に弱った体で姫を産みましたが、出産しまもなく25歳の若さでこの世をさりました。一条天皇は定子のを死を悲しみ、定子の残した脩子内親王・媄子内親王、敦康親王の養育を、定子の妹の御匣殿(みくしげどの)に託されました。定子の妹の御匣殿(みくしげどの)は、関白藤原道隆の四女で母親も同じだったため、定子の生き写しのような顔をしていたそうです。御匣殿(みくしげどの)は3人の遺児の母代となり、美しく控えめな性格の女性であったといい、皇子女たちの世話をしているうちに、皇后定子を失った一条天皇の心を捉え、やがて寵愛を受け懐妊しました。この出来事は、ドラマでは描かれませんでしたが、一条天皇は定子が亡くなったあとも、御匣殿(みくしげどの)に通い、定子との記憶を呼び戻していました。このため、定子亡きあとも、しばらく一条天皇が彰子に通わなかった理由も、関連しているのではなかと見られています。

そして、定子の妹の御匣殿(みくしげどの)は出産を控え里に退出し、伊周・隆家らは皇子誕生を願って喜びましたが彼女は身重のまま没してしまい天皇は定子に続く彼女の死にいたく落胆します。それを見た道長は、定子の残した脩子内親王・媄子内親王、敦康親王を彰子に養育させるようにすることで一条天皇を彰子に引き寄せようと思い3人を彰子の住む、藤壺に迎え入れました。こうして、ようやく一条天皇は、彰子の元にも通うようになりましたが、すぐに天皇の寵愛を受けることはありませんでした。そこで、二人を結びつけたのが、紫式部の存在と源氏物語でした。

源氏物語の書き出しは「どの帝の御代でありましたでしょうか?女御や更衣が大勢お仕えしておられた中にそれほど高い身分ではありませんが、目立って帝のご寵愛をお受けになっているお方がいらっしゃいました」まさにこの書き出し、が帝のお心にささり、この物語の続きを読むために帝は、彰子のもとに通うようになり、ともに物語について、お話をするようになったといわれています。

ドラマで描かれなかった、重要ポイントのふたつめは、街で風刺劇を演じた、散楽の直秀の正体は、貴族出身の武士で、モデルとなった人物は平安時代の伝説上の盗賊、【袴垂】はかまだれだったと、今回のドラマの時代考証を担当しました倉本一宏さんはおっしゃっています。袴垂は、今昔物語集・宇治拾遺物語(うじしゅういものがたり)にみえ、和泉式部の夫、藤原保昌(ふじわら の やすまさ)の弟、保輔(やすすけ)ともいわれています。兄の藤原保昌(ふじわら の やすまさ)は武勇に秀で、源頼信(みなもと の よりのぶ)・平維衡(たいら の これひら)・平致頼(たいら の むねより)らとともに道長四天王と称され、のちに道長の薦めもあり女流歌人和泉式部と結婚した。とかかれています。そして保輔(やすすけ)は、官人として右兵衛尉(うひょうえのじょう)右馬助(うまのすけ)右京亮(うきょうのすけ)を歴任しましたが、盗賊として有名で強盗など繰り返し罪を重ね、これらの罪状により、保輔(やすすけ)に対する捜索は続けられ、朝廷より保輔を追捕した者には恩賞を与えると発表されました。そして、父・致忠(むねただ)が検非違使に連行・監禁され、この状況に危機感を持った保輔(やすすけ)は988年6月14日に北花園寺で剃髪・出家しましたがまもなく友人の藤原忠延(ふじわらのただのぶ)に密告され、以前の手下であった足羽忠信(あすわ ただのぶ)によって捕らえられ最期は獄中で亡くなったとされ、その時期も境遇も直秀にもよく似ています。

実際に直秀が、保輔(やすすけ)だったのかは、不明ですが、もし直秀が保輔(やすすけ)だったとしたら兄の保昌( やすまさ)妻の和泉式部の義理の弟となり、ドラマとの関連性もより深くなっていきます。また、今後のドラマで描かれるかは、わかりませんが、1007年、伊周・隆家兄弟が伊勢国を基盤とする武士の平致頼(たいら の むねより)を抱き込んで平安京を出発して大和国の金峰山へ参詣中の道長に対して暗殺計画を実行しましたが道長と連絡を取るために源頼定(みなもと の よりさだ)が勅使として派遣されています。この当たりで、また史実にはない、オリジナルキャラクターの双寿丸の登場も期待されています。そして、底に隠された謎もまた、解説してきたいとおもいます。

今回は、ドラマでは描かれなかった隠された事実について、解説させていただきましたがどらまでは、描かれない、しじつをしることで、よりドラマの世界観が広がっていきますのでまた続きを聞いて見たいという方は、ぜひチャンネル登録もよろしくおねがいします
また、皆様からの感想やご意見などもコメント欄にいただけましたら嬉しいです。
本日は最期までご視聴いただきありがとうございました。

参考資料
NHK出版「光る君へ」後編
東京ニュース通信社「光る君へ」Book2
国文学研究資料館所蔵
ウィキペディア
NHK(C)
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie

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8月18日(日)=第31話
8月25日(日)=第32話