NHK大河ドラマ「光る君へ」最終回予測!驚きのシナリオ!48話あらすじ予想ネタバレ解説。最終回は54帖「夢浮橋」の再現!脚本家大石静さんは時代考証、倉本一宏史観で物語を完結か
今回のテーマは「光る君へ」源氏物語から読み取れる最終回予測!最終回は源氏物語の最終章、「夢浮橋」の再現か?脚本家大石静さんとドラマ時代考証の倉本一宏さんの史観から最終回の驚きのシナリオについて、予測解説をさせていただきます。今回も、前回に引き続き、ゲスト解説員をお迎えして、対談形式でお届けさせていただきたいとおもいます。
今回のテーマは、光る君への最終回あらすじが、源氏物語最終章の「夢浮橋」を再現するのではないかとする理由について、脚本家の大石静さんとドラマ時代考証の倉本一宏さんの史観から、読み取れる情報が見つかったらと言うことですが、具体的には、どのようなことなのでしょうか?
「はい、時代考証の倉本一宏さんがお書きになられた、2009年以降から、現在の書籍を拝見させていただいだところ、重要なヒントなるとおもうような文脈がありましたので、今回はそれをもとに、この先、ドラマがどうなっていくのか?について、みさんんと一緒に考えていけたらとおもっています。」
なるほど、ありがとうございます。今回のドラマのあらすじと、源氏物語関係についてですが?やはり深い関係があるのでしょうか?
はい。28日の夜10時からNHK総合テレビで放送になった「歴史探偵」光る君へコラボスペシャルご覧になられた方もおおいとおもいますが、番組を見ながら、あらためて感じたことは番組の中でも源氏物語の内容についてもかなり詳しく解説されていましたし時代考証の倉本一宏さんも、インタビューのなかでもそうですし、すでにお書きになられた文献などから見てもですね源氏物語と道長、まひろの関係についてもたびたび、言及されていますので、ちょうどこれからドラマでも、物語を書き始めしたので非常に密接してくるんじゃないかとおもいます
なるほど、ありがとうございます。それでは、さっそく、本日の本題に入っていきたいとおもいますがまず、この先のドラマの展開を推測していくうえでの、前提なんですが、時代考証の倉本かずひろさんは、どのようなお考えなのでしょうか?
「はい、まず時代考証の倉本かずひろさんなんですが、すべての文献をみたわれではありませんので、一概にはいえませんがこのドラマの時代考証の担当が決まったあとに 講談社現代新書より、出版されました「紫式部と藤原道長 」という小説サイズの340ページ位の本とドラマがはじまってから、3月ころに、出版された、これはお子様向けにですね、道長の人物を紹介したものだとおもうんですが、小学館から出版されました「学習まんが人物館」という、まんがで書かれて、すごくわかりやすい本なんですが、倉本先生はこちらの監修もされていまして、その中から、いくつかの気になる部分がみつかりましたので、ぜひ、皆さんにも買ってよんでいただきたいんですが、重要なポイントいくつかご紹介していきたいとおもいます。」
なるほど、ありがとうございます。そしてあらすじを作っています、脚本家の大石静かさんは、どのようなお考えなのでしょうか?
「はい、大石さんにつきましては、前回の「最新情報、最終回脚本 特別対談 解説」という、こちらの、動画でくわしくお話させていただきましたけれども大石さんは、倉本一宏さんのおっしゃています、「道長は、そんなに悪いやつではない。」というお考えの、よりよき政治を行っていった道長像でいこいと、お話されていましたので、ある程度、倉本かずひろさんの持つ、みちなが像がわかれば、このさき、どのようななっていくのかが概ね推測できるのではないかとおもいます。」
なるほどありがとうございます。そうしますと、このお二人の最新の情報をみていけば、だいたいのこの先の展開が読めるということでしょうか?
「はい、そうなんですが、ここでですね、さきに、ちょっと重要なことをお伝えしておきますとくらもとかずひろさんは2024年の大河ドラマ「光る君へ」の主人公に紫式部と道長が決まった時にですねご自身が研究されている、平安時代にも、やっと日の目があたって大変、喜んだようなことが書かれいるんですがそれと同時に、このドラマが史実と、かけ離れていってしまうことをとても心配されていましてその部分を紹介しますと「中身が面白ければ、それが本当にあったことかは、どうでもいいという方は、説話や小説やドラマや漫画をお楽しみいただきたい」それのほうが、あっとてきに面白いであろう。(私にとっては、史実のほうが、はるかにおもしろいが。)そしてさらにドラマの登場する、紫支部と道長のイメージが、独り歩きして、ドラマでえがかれているような人物であったとごかいされることは如何なものかと思う。と言われているんですね。そして、さらに倉本一宏さんは書籍に中でも、紫式部と道長の恋愛、妾のような関係については否定的な立場で時代考証役として、お名前が全国的にドラマ最初のクレジットでひょうじされるわけですから、今回のドラマのないようにつてもそうとう葛藤があったのではないかと思われるわけなんです
なるほど、ありがとうございます。そうしますと、ここまでの物語で、幼少期に道長とまひろが出会ったことや、宣孝との間に生まれた、賢子の父親のことなどは倉本先生は、あまり肯定的ではないのでしょうか?
「それは直接おうかがいしたわけではありませんの、どのようにお考えなのかは、わかりませんが、こうした史実で確認できないエピソードは、すべて紫式部の書いた、源氏物語の中の内容を、ドラマで再現したものだと考えたらですね。史実とは、違うかもしれないと、思うことでも、この部分は、じつは、源氏物語の、この場面を再現したものなんですよ。ていうことであれば、源氏物語という、正式な文献に残っていることですし、倉本先生の歴史観もそこうこなうこととなくまた、ドラマなわけですから、大石先生の描きたい場面の両方が、うまくまじりあって、どっちがあっても、ありなのかなと思ったんです。
なるほど、ありがとうございます。そうしますと、今後、最終話にむけての展開の中にも、史実とは、少し違うような場面も登場してくる可能性も高いということでしょうか?
「それはまだちょっとわかりませんが、源氏物語の中で起こったような出来事を、まひろが、体験するような場面は、まだまだ登場してくるんじゃないかなと個人的にはおもっています。
なるほどありがとうございます。そして今回の最終回のよそくですが、源氏物語の最終話、「夢浮橋」のシーンが使われるのではないかという予測なんですが、この理由はどんなことなのでしょうか?「はい。今の時点では、どの部分が使われるかは、また使われないのかは、まったくわかりませんが、最終回ですから、1番あうのが紫式部が最後に書いたと思われる、第54帖の「夢浮橋」がつかわれるのかな、ということを前提にしてですね、じゃあ、この物語の登場人物の誰が、ドラマのどの役で再現されるのか、想像したらおもしろいのかなとおもいまして、予測をさせていただきました。
なるほど、ありがとうございます。私はまだ、源氏物語を読んだことがないのですが、源氏物語は、どのような構成になっているのでしょうか?
源氏物語はですね、私もまだ全部は読み終えてなんですが、54帖の物語から構成されていまして、帖というのは、今で言いますよ、章のようなものでこの54帖を大きく分けると、3部構成になっているようにみえます。
1部と2部は「光源氏」という少年が主人公となり、ヒロイン役では「紫式部」の名前の由来にもなった「紫の上(むらさきのうえ)」が登場します
第1部は1帖「桐壺」から33帖「藤裏葉」(ふじのうらば)までで
光源氏が40歳ころまでの様子が書かれています
第2部は
34帖「若菜上」(わかな じょう)から41帖「幻」までで
光源氏が40歳頃から52歳で生涯を終える
までが描かれます
第3部は
42帖「匂宮」から
54帖「夢浮橋」まで
光源氏が亡くなった後
光源氏の子である薫という男性が登場して
そのヒロイン役として、浮舟うきふねという(女性)が登場します。
ありがとうございます。そして今回、取り上げられました、源氏物語の最も最後の物語の「夢浮橋(ゆめのうきはし)」についてですがこれは、どのようなものがたりでしょうか?
「はい。最終話の54帖「夢浮橋(ゆめのうきはし)」とは主人公の光源氏がなくなったあとのお話で、光源氏のお子さんの薫という男性と、浮舟いう、ヒロイン役のふたりが、出会って恋に落ちるのですがそこにライバルの匂宮“におうのみや”という(男性)が登場しまして浮舟は、両方からいいよられて、だんだんと思い悩むようになっていってですね、そして浮舟は、薫と匂宮の両方とも縁を切って、川に入水して命を断とうとしたところにそこにたまたま通りがかった僧侶に浮舟は助けられますがもとの生活には戻ろうとせずそのまま出家する決意します。ところが薫は愛する浮舟のことが諦めきれずある日その居どころを突きとめると、一通の手紙を送り「あなたともう一度、男女の夢を語り合いたい」と書かれています。しかし浮舟は返事は書かずにその手紙をそのまま送り返したという物語になります。
なるほど、ありがとうございます。そうしますと、登場します薫と浮舟がだれなのか?また浮舟をたすけた僧侶の存在とライバルの匂宮“におうのみやの存在がきになりますが?
ちなみに、私、いくつか考えました。
倉本先生の本を読みますと、まひろは1013年ころ、道長から命じられて、彰子と実資の連絡係として実資の女房となって
宮廷を離れると書かれていまして、彰子を通じて実資とまひろも関係が深まっていくようなんですが、これがどのように深まっていったのかわかりませんが
この実資との関係をみた道長が、まひろの元をたずねて、「あなたともう一度、男女の夢を語り合いたい」というのかなぁ
なるほど、それはまた新しい情報ですね。
また、偶然通りかかった僧侶が浮舟を助けるというエピソードなんですが、1016年に為時が出家をしまして三井寺というお寺で、僧侶になるんですが、為時がひょっとすると誰かをたすけるのか?などなどですね、考えたら、いろいろ思い浮かぶのでぜひ、皆さんも、もしよかったらコメント欄に感想をください
はい。よろしくおねがします。
そして最後に1番大事なことをお伝えしておきますけど倉本先生は、藤原道長と紫式部という書籍の一番最後にですね、紫式部と、道長のことが、大河ドラマで取り上げられる日が来るなんて、本当に長生きをしてよかった。とおっしゃっていますが今回のドラマで、俳優さんが演じる道長、紫式部のイメージが実際の史実とかけ離れてしまうことを危惧されていますが、ドラマはドラマとして、大いに楽しんでいただいた上でリアルな平安時代と、道長と紫式部のことも学んでいただきたい。
なぜならば、そこには、未来の日本の進むべき道へのヒントも、かくされているはずである。
と、おっしゃっていますので、このように、大変理解のある倉本先生の本を、皆さんもぜひ、手にとってお読みいただけたら倉本先生も喜ばれるんじゃないかなとおもいました。
今回は源氏物語の最終章、「夢浮橋」の再現か?脚本家大石静さんとドラマ時代考証の倉本一宏さんの史観から最終回の驚きのシナリオについて、予測解説をさせていただきました。
参考資料
NHK出版「光る君へ」後編
東京ニュース通信社「光る君へ」Book2
国文学研究資料館所蔵
小学館:学習まんが人物館
講談社現代新書:紫式部と藤原道長
NHK(C)
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