「怪物」の正体は自分勝手な思い込みが生み出す「疑心暗鬼」と言う名の鬼の事だったのかも知れない。
一観客である自分も「この人が実は犯人？」「怪物はこの子供の事？」と推理しながら観てしまっていた。
すごい映画です。

皆さんお察しのように怪物は「誰か」ではなく「何か」ではあるけど、突き止めたところでどうする？人間の「本質」は変えられるのか、繰り返されるだけなのか…

え、あの子があの場所に居たのに気付いたからだよね！？
無性に会いたかったからでしょ！

ラガーマンの父親の話が車の中でされていたので、そのような強くて頑丈な男性像から逃げ出して飛び降りたのかと思いました。その後、MRIの後にお母さんから全く怪我してなかったみたいなコメントをされた後で悲しい反応をしていたのはやっぱり自分も強くて頑丈な男なんだと感じたからなのかなと思いましたが勘違いですかね・・・

中村獅童が演じたお父さんは豚の脳みそって直接発言した人物。
他の登場人物は誰かに言われたとかそう言った表現になってる。
問題のある人物に見えるけど、それも他の人目線の彼の一部を切り取った情報でしか無い。
中村獅童役のお父さん目線だと周りの登場人物はどのように映るのでしょうね？
彼目線だと依里はとんでもない怪物かも知れない。
火をつけたのが依里だとしたら確かにその片鱗はあるかもね。

でもあの子達も自分たちの都合のいい方向に切り取ってるよね。
湊くんは校長先生に許されるところしか出さないし、星川君はあきらかにビルの放火をしたと匂わせるけど実際の場面は出さないよね。

みなとが消しゴムを取ろうとして固まっていた場面はどのような解釈でしょうか？

大変勉強になりました。自分も感想アップしてるんですが、２回目の鑑賞や、3回目の感想アップの時に参考にさせていただきます！

湊は父親が不倫相手といるところで事故死したことを知ってるわけですよね。ノーマルな男女の結婚が必ずしも幸せなゴールではないことを母親も気づいているはずなのに死んだ父を美化し、すでに壊れた家庭の実像から目を背けて有耶無耶にしています。息子が異性と結婚することが親としての責任を果たすことだと言っているわけです。そういう大人の描く妄想から逃げたかったのではないかと思いました。

ラストシーン、森に２人が飛び出していく姿が美しくて、ある種のカタルシスで終わったのですが
嵐の中で先生と湊母が探しに行ったシーンの回答がないのが気になりました。
ということは、２人は実際は亡くなってしまって、生まれ変わって自由になった２人なのかも･･･と考えると胸がつまります。

お母さんが来てしまったので会えなかった「愛する」星川くんから電話が掛かってきましたよね？
なんか深読みしすぎなのでは。

途中まで非常に見応えありましたが….
オチやら未回収の伏線やら、微妙でした。

なぜ飛び降りたのか？

切り抜く必要などヤボってことですよ。

純愛　　です。

結局、あの火事は何が原因だったのでしょうか？星川君が校長先生の前で、チャッカマンを落としてしまうシーンがありましたが、それも少ない要素で人を判断してはいけないよ、という制作陣からのメッセージなのでしょうか？

瑛太が飛び降りそうになった時、片足裸足の意味教えてください！
子ども2人も片足描写ありましたけど、繋がりが分からなくて😅

先生が雨の中湊に謝ってたのはなんでですか？

学校の先生って、生徒たちが先生がいる時にだけ良い顔して(切り取って)、本当はひどいイジメがあったりしても気づかないってことが実際よくあるのかな？

素晴らしい解説内容。感動

母親からの誰にでもなれる幸せな家族になって欲しいみたいな言葉に絶望を抱いた＋好きな子に会いに行きたかった
だと思いました

だれかなんで髪を切る必要があったのか教えてください…

とても良いレビューです！
私がこの映画の中で特に好きなシーンは、校長と湊が一緒に楽器を吹くところです。
自分の性に思い悩んでいた湊が、校長の言葉で吹っ切れたように生き生きしているのが印象的でした。

私は後々湊君からの視点で、迎えに来たお母さんの後ろに星川くんが「みえた」ところで、「きっと星川くんが迎えに来てくれる、会える」という期待が消えた落胆と、まだその時見えた星川君を置いてきてしまった、会いたいという気持ちが高ぶって降りてしまったと考えました💦降りる前に後ろをチラっと見て確認している描写もあったので、、。とても面白かったのでもう一度観にいきたいと考えてるのでその時にまた考えたいです😊

一言では言い表すことが出来ない、
多層的で現代的な価値観を反映した今の映画。
ほんとうのことは当事者の方しかわからない事があり、幾つにも重なった殻が一つ一つ剥かれていく末に見えるほんとうのこと。
悲しく、切なく、暖かく、眩しい。
素晴らしい映画です。是枝監督の社会性と坂元裕二さんの脚本のディテールの細かいリアリティのある脚本が合っていて。キャスト陣の演技が素晴らしい。

観た後に色々考えさせられる映画でした。自分の中で消化できない点がいくつかあります。堀先生にみなとが猫で遊んでいたと嘘をついたあの女の子はなぜあのような行動に至ったのか、あと校長先生の幸せに関するセリフがすごく引っかかっています。

違いますよ、大人の考えとか心配とは全然関係のない事情で飛び出してます
逃げたのではなく誤解が生じたあの子からスマホに来た連絡にいち早く応じたくてでもお母さんには知られたくなかったんだよ
車から飛び出す直前に着信あったでしょ

降りたのは、大事なあの子がいたから、そこに行かなくちゃ！って純粋に思ったのだと思います。

なるほど…終始考察チックな目で観てしまったので、結局どういうことかわからなかったのですが、納得できました。もう1回観てこようと思います！

傑作でしたね。瑛太が救いなさすぎてかわいそうでしたが😅

先生が飴を舐めていたのはなんでですか？